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ここでしか手に入らない富士山の食材

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“代表の思い”

「食は命の源」

「食べる」ことは、生きることの基本

「食」は、「人」に「良」と書きます。

だから、色々な添加物でごまかしたもの、安価であること、効率を最優先させたもの、
見た目だけを考えて作られたものは、「人に良いもの」ではなくなってしまうかもしれません。

「人に良い食べもの」を作り続けるには、環境保全型の農業が大切で、
良い農業を守るには、生産者を理解し応援する消費者を育てることが必要と考えています。

しかし、最近は、いつでもどこでもスーパーにはきれいにととのえられた沢山の食材が並び、
農作物が工業製品のように同じサイズでできると思っている消費者が増えてしまいました。

今、日本の農業は瀕死の状態です。

農業者の平均年齢は67歳、食料自給率は38%(カロリーベース)

自然に左右されることが多い農業です。農業者を理解し、農業者を守ることが、私たちの食の安全を守り、
自然環境を守ることにつながるという事を、もっともっと多くの人に理解してほしいです。

自然に左右される農業ですが、自然に寄り添った農業によって生み出された農作物は、
私たちに体の健康をもたらしてくれます。
また、農作業の現場に触れるだけで、
私たちは心の健康も取り戻すことが出来ます。

私は、「食育」の基本に、
以下のようなものがあると考えています。

  • check_circle食べものがどうしてできるかを、体験(五感)を通じて知る・感じる
  • check_circle人も自然の一部であることを知る
  • check_circle人間も、生命の進化の中にあることを知る
  • check_circle本物は、効率よく人工的にはできない、時間がかかることを知る
  • check_circle自然は、人間の力が及ばないところがあり、計算通りにいかないことが多いと知る
2400年前のヒポクラテス(近代医学の父、紀元前5世紀のギリシャ人)の言葉

「人間は、自然から遠ざかるほど、病気に近づく」

このヒポクラテスの言葉は、現代人への警鐘です。
私たちは、次世代に「自然」と「安心な食」を残す役目があると考えています。

なんとも言えないつらさがあるのに、検査をしても「異常なし」と言われてしまう。
具体的な病名はつかないけれど、健康とは言えない。いつも体調がすぐれず、憂うつな気分になる。

現代人が体調を崩し、病気になる原因のひとつ、それは「自然」が不足している、
すなわち「自然欠乏症候群」です。

「自然欠乏症候群」の対処法

公園とか身近な小さな自然をさがす。
地球のリズムに合わせる。(日の出と日の入りを意識する)
住んでいる地域で旬に取れた食べ物を食べる。
私の考え方の参考:「自然欠乏症候群」より(著者:山本竜隆)

こんな現代人の生活に心当たりがありますか?

朝、日の出から数時間がたった後、遮光カーテンを閉めて朝日を遮った部屋で、電子音の目覚まし時計の音で目を覚まし窓を開けます。

窓の外から聞こえてくるのは、車の音など人工的な音。

塩素の入ったシャワーを浴び、整髪料や化粧品を使って身支度を整え、珈琲を一杯飲んで、出勤します。

家を出るとアスファルトの道を歩き、満員電車に乗って会社に着きます。

車に乗って通勤するかもしれません。

会社に着くと、まずパソコンのスイッチを入れます。

昼はコンビニ弁当をあわただしく食べ、午後もほとんどパソコンと向き合ったまま過ごします。仕事が終わるころ、外はすっかり夜になっています。帰宅して夕食をとり、テレビを見て日付が変わる頃布団に入ります。クタクタに疲れているのになかなか寝付けなくて、布団の中でしばらくスマホ を観たりします。

あるいは、健康に気をつけて、スポーツクラブでマシントレーニングをする人もあるかもしれません。
「本物の味を、学校給食で!」・「地産地消を学校給食で!」
という市民活動を続けているうちに、地元の生産者の方々と出会いました。

農業は、常に自然と向き合いながら、仕事をしています。

そして、母親が子どもを大切に育てる以上に、自分の育てているものを大切にしています。

農業に触れ合うと、生き物の原点を思い出させてくれます。
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